2012年12月28日金曜日

US NAVAL AVIATOR FLIGHT JACKET  G-1

G-1です。
US NAVYの伝統的なフライングジャケット。M-422から始まり大戦前から幾度となくマイナーチェンジを繰り返しながらも基本的なスタイルの変更はなく、ムートンボアにゴートスキン(70年代からはキャトルハイド)でアクションプーリーツが付くスタイルを貫いてきたジャケットです。

巷ではA-2の方を好む方が多いのですかね。私は断然G-1です。ゴートスキンの荒々しいシボがたまりません。運動性能も抜群で肩まわりのツッパリが皆無です。エポレットが軍服軍服していて好みではないので、エポレットが付いていないのも好みです。と言うことで、私は断然G-1派なのです。

因みにコレクターではありませんので、古いモデルでも痛みがあるとお直しに出します。上の画像のCAGLECO社製50年代ジャケットも、ボアだけボロボロに崩壊・・・。黒ムートンだったのでオリジナルのボアが健全だとなかなか出ない物だと思うのですが、新しく黒ムートンを付け直してもらいました。多分ボアがいい感じになるだけ着ていても革の方は大丈夫なぐらい丈夫だと思います。


CAGLECO社製はポケットが中央に寄っていて、他のG-1と比べて何となく違和感がありますが、このジャケットの特徴でもあります。

お次はL.W.FOSTER製の50年代後半のジャケットです。
こちらは茶色ボアで色抜けした感じが良い雰囲気を出しています。胸には部隊のステンシルが入っています。VP-11(VPなので偵察部隊ですね) パッチつきはそこそこありますが、ステンシルが胸に入ったもののあまり出てきませんので、大切に着ています。ちなみにこのジャケットは袖、裾のリブがボロボロの状態で格安で入手しましたが、そんなものは交換して修理に出しても安い物です。大阪のMASHさんから復刻物のリブを注文して付け直してもらいました。ここのリブは本当によくできています。50年代のジャケットよりもM-422Aの修理には抜群に合うと思います。




先ほどのCAGLECOとポケットの付き方を比べてみてください。違いますよね。

何着着ていても飽きない理由は沢山あるのですが、とにかく着ていて疲れないということと、着たときのスタイルがとってもタイトでスタイリッシュです。あまり着たことがないなという方は是非試してみてください。

2012年12月23日日曜日

WWⅡ US NAVY COAT?



 前回のラバーコーティングコートから大分経ちましたが、やっとコンディションの良いコートを手に入れることができました。このコートはUSNのステンシルがコートの裏にあるものを結構良く見ますが(といってもこのコートに出会ったときですが・・・)、現在所有しているものにはサイズ表記の40というステンシル以外、NAVY物であるという証拠がありません。ですから、タイトルに?を付けさせていただきました。

 NAVYもののこの手のコートは資料があまり見つからず、本当にたまにですが当時の写真で数タイプ確認できる程度です。COAST GUARD物の含めてあと数種類あるように見受けられます。

 今回のこのコートはライニングがムートンではなくアルパカで、更にライニングの裏は全てラバーコーティングされています。ムートンほど厚みや重さがなく、着ていてもとても軽快な感じがします。そしてとても動きやすいです。では保温性は?というと、ムートンよりは若干落ちますが、北海道のマイナス10℃以下の気温でも特に問題ありません。

 あまりコートを集め居ている方もいないと思いますが、せっかくの機会なのでチャンスがあればいろいろと入手してアップしていきたいと思います。