2013年2月24日日曜日

L.L.BEAN COAT 30's



 今年購入したコートの2着目の紹介です。この手のコートは大好きなのですが、収納場所がそろそろ厳しくなってきました・・・。しかし、こいつは見つけた時に買っておかないと、本当に出会う機会のないものなので、収納場所まで考えていられません。
 ムートンコートはアウターシェルが良くてもムートンがイカレて裂けてしまっていたり、ボロボロになっていることも多いのですが、奇跡的に無事でした。ムートンの裏地を付け替えてもらうとなると、お直し値段も結構かかるので、この部分は購入時のポイントとして非常に大事な部分です。

 さて、このコートは今まで紹介したブランド不明物ではなく、1930年代のL.L.BEANのコートです。袖にまでムートンが付いており非常にゴージャス且つ保温性が考えられたコートです。今、L.L.BEANにシグネイチャーというアーカイブ的なラインがあるのですが、2年前に初めて立ち上がったときに、このコートが復刻されました。そのときに買う稼動しようか迷って結局購入しなかったのですが、あとから「やっぱり買おうか・・・。」と思ったときには既にカタログから消えていました。迷ってはいけなかったですね。

そのときの復刻コートがこちらです。


比べてみると着丈がちょっと長いですね。

 既に80年を経過しているコートですので、大切に着たいと思います。

Apollo 17



 
本日は、古いG-1ではありませんが、パッチ付きのものを紹介いたします。
パッチが付いているものは昔は結構出ていたのですが、最近は見つけても結構なお値段もし、なかなか購入するのに躊躇してしまいます。今回の紹介するのは1973年度会計のアクリルボアものです。STAR SPORTS WEAR.COのもので、この当時は既にゴートスキンは使われておらず、キャトルハイドへと革を変更しています。
 腕についているP-3 ORIONのパッチとApollo 17号のパッチが付いています。汚れも結構付いており、当時からのものかと思います。・・・ということは、1972年12月にアポロ計画最後の有人飛行を行ったアポロ17号の回収に関わっていたパイロットかクルーが着用していたものかなと想像することができる1着です。

 地球に無事帰還した乗組員の回収母艦はUS NAVYのUSS Ticondelloga(CV14)です。この艦は1973年に退役しています。

 パッチつきのG-1はいろいろ調べてみると、当時の背景や着用者が分る貴重な資料です。こんなことからもフライトジャケットは楽しめますね。

2013年2月10日日曜日

M-422Aをリペアへ




 「どうも着丈が長いので・・・。」何て前回の投稿で書いたのですが、やはり当時の独特のゴートスキンの質感や着用感をたまに味わいたくなるのです。しかし、今あるM-422Aは画像にあるEDMUND T.CHURCHが1着だけ。それも袖、裾リブはなくジッパーも付いていないものが1着。数年間はしばらくそのままにしておいていましたが、やっと修理をしていただける状態にパーツが揃いそうなので、これから修理に出したいと思います。

 パーツ類は大阪のMASHさんでそろえようと思います。1昨年前まではG-1の後期型のリブしかありませんでしたが、今は2段リブも揃っており、この時代のものを復活させるにはとてもありがたいことです。

 さてさて、修理に出してから返ってくるまでにややしばらく時間がかかりますが、そんな待っている時間も良いものです。修理で直すことができる服は復活させてあげたいですね。