2009年1月10日土曜日

真冬の上着3



今回はレザージャケットになります。


WINDWARD(モンゴメリー・ワードの自社ブランドですね)のボア付きレザージャケットです。
元は裏地にシープスキンが張られていましたが、久しぶりにソデを通した瞬間に「バリッ!!」という音と共に崩壊・・・。

張り替えようにもなかなか良い裏地が見つからない。
「・・・自分でやってみよう。」とビッグマックのモールスキンの様な生地のシャツを解体して裏地にしました。レザーと裏地を縫うのに手芸洋品店でレザー用の縫い針を購入しチマチマと縫いました。

なんとか貼り付けたという感は否めませんが、そんなに裏地をしげしげと眺める人もいないので、まあ良しとします。


レザーはホースハイドを使用しています。結構厚めで劣化もしておりません。個人的にはゴートスキンかステアハイドのレザーが一番好きですが、ホースハイドも厚めだと重厚感がありますね。
何よりもお気に入りなのは、襟元のブラウンのシープスキンです。首とたまに触れる頬を気持ち良い感触で撫でてくれます。
ちょっと外を歩くのであれば、インナーはシャツ1枚で全然OKです。

2009年1月5日月曜日

真冬の上着 2




先ほどのコートに続きまして第2弾!
こちらのコートも1940年代ぐらいのものでしょうか。

基本的に同じスタイルなのですが、ボタンの留めかたやポケットなどに違いが見られます。
前のコートにはベルトループが付いていませんでしたが、こちらにはバックに一つだけ付いています。
普段はベルトなしで着ているのですが、たまにベルトを締めるとカタログに出てくるようなジェントルなスタイルになります。

これらのコートはデニムにも合いますが、ウールやブラックシャンブレー、ヘリンボーンのパンツに合わせると、かなり良い雰囲気になりますね。ラフにもそしてカチッとした着こなしにも抜群に合う冬のアイテムです。

最近、オークションでNAVYもののコートを見ました。海で使う物だけあってか、生地にラバー?かオイル?コーティングをしていて前合わせはダブルのPコートのように生地にじかにボタンで留めるようになっていました。最終日に気合を入れて落札しようとしていたのですが、その日にちょうど飲み会があり、酔っ払っているうちに終了・・・。

しばらくはブルーになっていましたね・・・。




合わせの部分に芯としてジュート(麻)を用いているのですが、それが劣化して生地の裏側からボロボロと粉上になって落ちてくるのが難点です。



こちらは裏側にオイルコーティングは施されていません。


真冬の上着


私の住んでいるところは北海道でして、その中でも冬は道内でも冷え込みのキツイ地域なのです。

夜に食事や飲み会で出かけて帰宅する頃には、外気温もマイナス16℃以下なんていう事もザラなので
全身、ヌクヌクとできて気持ちの良い、そしてちょっと洒落た感じのコートを着て出かけたくなります。
温かさという機能性から見ると最新テクノロージーを駆使した素材のダウンなんかが良いのですが、ウールのスラックスやワークブーツに似合うはずもありません。
という事で、本日紹介するコートを着て出かける事が多くなります。
1920年代?からモンゴメリーワードやシアーズなどのストアブランでも良く見られるシープスキンをショールや裏地に用いたコートです。

まずショールカラーのシープスキンは首元そして頬までも寒さから守ってくれます。これは本当に温かくて良いですね。風が吹いているときにちょっと襟を立ててみましたが、その機能性は驚くほど高いです。街中ではちょっと恥ずかしくなりますが・・・。

コートの裏地のシープスキンもしっかりと体の熱をコートの中で保ってくれるので、これまた温かくてよいですね。ただ何点がありまして、コート自体の重さが結構あるので、肩がこってくるという事です。

でも、そんなに長時間着っぱなしという事も無いので、十分我慢できる範囲なのですけどもね(笑)


ポケットの縁取りのレザーが何ともいえずよい雰囲気を出しています。
裏地のシープスキンは時を重ねていくと劣化していく物も多く、この辺がよく破れているものも多く見かけます。

このコートはシープスキンの裏地の終わりぐらいの生地の部分がオイルコートしてあったようで、そのオイルが染み出して表の生地に移っています。

もう1着持っているので、そちらも後程紹介しますが、このコートとは若干ディティールも違い、そんな違いを見ていくのも楽しみの一つです。

カタログを見るとバリエーションも多かったようで、コーデュロイの生地なんかも見られますね。

2009年1月4日日曜日

変更してからしばらく経ちましたが・・・

HPからブログに変更してからすっかりそのままでしたが、そろそろ始めたいと思います。

季節が冬物ですので、襟もとがヌクヌクとする上着から紹介いたします。